一縷の望み

思い通りに行かないことも、思い通りに綴る毎日

物は言いよう

「万事は、話す事柄にではなく、話し方にかかっている」

 このことに気がついたのは、かなり最近になってからです。

 

 自分が正しいと、勘違いをしていた頃、

 正義を振りかざし、間違いを見逃すことが苦しかった。

 

 話の内容が正しい時も、態度や、言い方によっては拒否され、

 話の内容が嫌であっても、話し方によっては、受け入れられる。

そんな経験をしてもなお、自分は間違っていない、という信念のような物が、

何故わかってもらえないのかという疑問だけが、心の中にありました。

きっと解ってくれる人は、仲間は、いるはずだ! 

そう思い続けていましたが、そう思っている間は、仲間に恵まれません。

 

普段から言行一致し、策謀せず、公平であれば、ある程度カバーできる。

そう思っていましたが、たった一言に失敗し、信頼は台無しに。

一度失った信頼が、どうなるのかはよく聞く話です。

 

自分が正しいか、間違いか、決めることはやめ、二面性を持たず

嫌味の無い人間になりたい、と心から思うようになってきました。

言葉と表情を一致させることも重要だと思います。

「君、顔に出てるよ」と言われたことがあります。まだまだ未熟です。

攻撃を受けた時は、沈黙を守るようにしています。

 

今は、相手の気持ちを考え、立場を考え、お互いが幸せになれるような

「こんな言い方されたら、断れないな」って笑ってもらえるような

そんな会話が出来るように、心がけたいと思っています。

 

「物は言いよう」

同じことでも、言い方によって相手の受け取り方が違う。 話し方が悪いと、まとまるべき話もまとまらない場合などにいう。